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美容室経営:材料の種類/在庫量を削るのはやめるべき

財務的な観点から見ると抱える在庫は少なければ少ない方が良い。しかし、美容室経営においてはもう一つ重要な視点を持って在庫に関する考え方を持つ必要があります。それは『求人』です。


今日は在庫と求人の関係性について解説しながら、一つの側面だけで判断してはいけないと言うお話をしていきたいと思います。

お客様思考の強い美容師さんほど材料にこだわりたい

お客様に喜んでいただきたい。最高のスタイルを提供したい。そんな思いが強い美容師さんほど材料に対してのこだわりも強く、良い材料を使いたいと考えるのが自然です。
また技術を追求していきたいタイプの美容師さんも、新しい材料が出れば使ってみたい。提供できる技術レベルが上がる材料はないか。常に情報を集めています。

美容しがお店を選ぶ基準に取り扱いのある『材料』がランクインする

お客様に喜んでいただきたい、技術を向上させていただきたい。そのような思考の方は、お客様からの支持を得ることができ、優秀とされる美容師さんで、お店にとっては是非とも獲得したい人材です。
そんな美容師さんがお店を選ぶ際の基準に材料は必ずと言って良いほどランクインしてきます。

最新の材料を仕入れることができるのか。材料に関する情報は入ってくるのか。そのスピード感はどうなのか。またお客様に合わせてベストな材料を選びたいので、許容される在庫量に関しても重要であると言えます。

見学時に材料在庫を見せられるか?

一つの基準として、求職者の方が見学に来た際、材料在庫を見せることができるか?が判断軸になります。

美容師の方、もしくは美容師出身の方が見学対応をする場合、なんとなく分かるのではないでしょうか。自社の在庫が見学対応時にプラスに働くのか、マイナスに働くのか。膨大に抱える必要はありませんし、もちろん在庫を抱えすぎて経営が圧迫するのもよくありませんが『えっ。これだけ?』と言う印象を与えてしまうのは絶対に避けなくてはいけません。

経営者の考えや思考は在庫に強く現れる

お客様思考やスタッフ思考が強い。短期的な利益を優先する。きっちりした性格、合理的な考え。もちろん少ない事が良くない思考の経営者だと言うわけでもありません。例えば、カラー材に関して、薬剤設定に強い方であれば、原色とある程度の明度コントロールできるものがあればどんな色でも作る事ができます。技術や知識がある上で財務面とお客様満足度を合理的に考え、判断している。これは悪でもなんでもありません。しかしながら、意図があったとしても考慮しておかなくてはいけない事があります。

材料に関して合理的に考える人は少ないのが現実

知識や技術があれば種類が少なくてもお客様満足度を下げる事なく対応できる。頭でも感情でも納得できる方というのはそう多くはありません。たくさんの材料があった方が、最新の薬剤が全色揃っている方がワクワクする。美容師はアーティスト気質な方も多い属性ですし、圧倒的に材料が揃っていて欲しいと考える方の方が多いのではないでしょうか?

まとめ

在庫の例でお話ししましたが、判断、決断をする上で一つの側面のみで考えると大きな失敗につながる事があります。美容室経営においては、お客様、スタッフ。この二つの軸から見てみると最適解が見つけやすくなります。2方向にプラスに働き、それが会社の利益につながる。これが長期的な目線で成功につながっていく判断軸ではないでしょうか?

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