今回は職場でのストレスを減らし、仕事のモチベーションを維持するために弊社で取り組んでいる方法についてお話しします。
特に、「完全自由シフト制」と「朝礼、終礼の廃止」という所に焦点を当て深掘りして解説いたします。
完全自由シフト制とは?
「完全自由シフト制」とは、スタッフが自分の勤務時間を自由に選べる制度です。従来の正社員の働き方では、固定された勤務時間が一般的でしたが、このシステムでは、自分のライフスタイルや個人的な都合に合わせて勤務時間を設定できます。
メリット:ライフスタイルに合わせた働き方
この制度の最大のメリットは、自分のライフスタイルに合わせて仕事ができることです。例えば、朝が苦手な人は午後からの勤務を選び、夜型の人は夜遅くまで働くことができます。これにより、仕事とプライベートのバランスが取りやすくなり、生活全体の質が向上します。
また、ライフスタイルの変化に対しても対応可能になり、将来のイメージが湧きやすくなるという点も不安を取り除けるというメリットもあります。
独身時期、結婚後、出産直後、お子様が成長した段階。このようにライフスタイル変化する度にサロンワークに出れる時間も変化しますが一つのシステムで全て網羅できるようになります。
企業にとってのメリット
企業にとっても、この制度は大きなメリットがあります。従業員がストレスを感じにくく、効率的に働ける環境を提供することで、生産性の向上、離職率の低下、そして従業員の満足度の向上が期待できます。
また労務環境の整備が進む美容業界で求人活動において差別化をするのが困難な状況にありますが、他社様がなかなか導入する決断をするのが難しいという事もあり、優位性長く保たれる点も大きなメリットです。
ストレスの軽減
固定された勤務時間は、従業員にとって大きなストレス源となることがあります。しかし、完全自由シフト制を採用することで、従業員は自分のペース自分で決めたシフトで働くことができ、ストレスが大幅に減少します。
『モチベーションを下げる要因を徹底的に省く』をテーマとして仕組みを考えている側面もあり、この面においても効果的な一手であると考えています
完全自由シフトを詳しく解説したコラムもありますので合わせてお読みください。
朝礼は必要?不必要?
次に、「朝礼をやめた」という話。
一日の始まりにチームをまとめ、情報共有をするため。各社様それぞれの目的があり実施されていると思います。
しかしながら本当に必要なのか?と習慣的に行われていることに対しての疑問を持つ事は重要で、もしなくしても何も変わらない、大きな影響がないとすれば見直すべきです。
朝礼が長引いたり、内容が重要でない場合、従業員にとってはただの時間の浪費となり、ストレスの原因なりマイナス効果の側面が大きくなってしまう可能性もあるのです。
朝礼の代替案
朝礼を廃止することで、10分でも長く寝る事ができたり、今やるべきレッスンに時間を使えたりします。1日にしたらわずかな時間でも積み重なると大きな差が生まれてきます。
朝礼でやっている事を他の手段でできないか検討するしてみるのはいかがでしょうか?
情報共有は、メールやLINEを使って行うことが可能です。コミュニケーションも全員集まらなくても他の場面で1対1で取る方が有意義かもしれません。
また、毎日ではなく、週に一回にする等の選択肢もあるのではないでしょうか?
モチベーションを高めて維持する仕組みを作る事は不可能?
モチベーションを高めることはできても、それを維持するのは難しいというのが現実です。
想像してみてください。有名な講師のセミナーに参加すればやる気に満ち溢れた明日からやってやるぞという気持ちになりますが、家に帰ってパートナーと喧嘩してしまい解決せずに家を出たらどうなるでしょうか?上がったモチベーションはすぐ下がってしまいます。
モチベーション高める。より下がらない仕組みを作る
仕組みで重要なのはモチベーションを高め続けるより下がらないようにする事。一定以下に下がった時、離職に繋がったりお客様に出てしまいリピート率が下がったりと影響が出てしまいます。
高い状態を維持するのは仕組みでは作れませんが、下がる要因を排除する事は可能です
ストレス要因の撤廃
朝礼のお話をしてきましたがこれも、ストレス要因の一つを撤廃する取り組みでモチベーションあ下がる要因を撤廃する一つの仕組みです。他にも、弊社では定期的な会議は一切ありません。無駄な会議は、多くの職場でストレスの原因となっています。会議もやり方次第ですが、必要以上の人数、回数で実施されていたり、報告のための会議があったりと撤廃できる部分は多々あります。
このように小さなストレス要因を撤廃していく動きは積み重なれば、離職率低下や求人活動にも与える影響は少なくありません。
まとめ
今まで習慣でなんとなくやってきた業務や仕組みを、本当に意味はあるのか?もっといい別の方法はないか?と問いかけてみると意外なところに、離職予防や求人獲得の重要ピースになる部分が見つかったりします。
時代の変化が激しく戦いが激化する美容室業界では、いかに早く変化を続ける事ができるか。が勝ち抜いていくための最重要項目です。ぜひ一度小さな所からでも昨日とは違う方法を試して見て下さい。